オカメサブレをみんなが知ってるお菓子にするまで日記 第3章(2026年)

3 ショコラ缶の試作

3 ショコラ缶の試作

 ショコラ缶をじっさいに試作するまでのあいだにも頭の中は缶のことでいっぱいでした。初めに私は完成したところをかなり具体的にする派なのでずっと書き続けてるレシピノートにぜんぶのクッキーが詰まったところの絵を描きました。かなりワクワクしました。 ・ココアのサブレディアマン(レシピあり、ザクザク) ・ガレット・ブルトンヌ(レシピあり、ザクザク) ・有機カカオニブのクッキー(レシピなし、サクポリ) ・トンカ豆のサブレ(レシピなし、サクホロ) ・クッキーショコラ(レシピなし、しっとりサク) いろいろな食感を入れたいので素材にあうように決めました。レシピなしのクッキーについて試作の少ない量でのレシピを書きます。 ガレット・ブルトンヌに発酵バターとアーモンドプードルが入るので、他のクッキーは無塩バターにします。トンカ豆のサブレは卵なしにしようかと思いましたがサラサラしてしまって成型しづらいので少し卵を入れるレシピにしました。トンカ豆は大きな黒いアーモンドのようなかたちをしてます。それをゼスターで削って少しだけ使うんですがほんの少しでもそれと分かる特徴的な香りがします。 全部生地ができたところで思いました。色のグラデーションができてない。ガレット・ブルトンヌをいちばん明るい色にしたい。右上に配置するこの缶の光だからです。だから、真ん中の有機カカオニブのクッキーはガレット・ブルトンヌよりは濃い色でココアのサブレとクッキーショコラよりは薄い、真ん中の色にしたい。 ということで次の試作では有機カカオニブのクッキーにココアパウダー(味の相性も良い相乗効果)を少しの割合で追加します。 それで、上手くいけば缶の下から右上に向かって夜が明けるようにだんだん明るくなる、そういうものをイメージしてます。

3 ショコラ缶の試作

 ショコラ缶をじっさいに試作するまでのあいだにも頭の中は缶のことでいっぱいでした。初めに私は完成したところをかなり具体的にする派なのでずっと書き続けてるレシピノートにぜんぶのクッキーが詰まったところの絵を描きました。かなりワクワクしました。 ・ココアのサブレディアマン(レシピあり、ザクザク) ・ガレット・ブルトンヌ(レシピあり、ザクザク) ・有機カカオニブのクッキー(レシピなし、サクポリ) ・トンカ豆のサブレ(レシピなし、サクホロ) ・クッキーショコラ(レシピなし、しっとりサク) いろいろな食感を入れたいので素材にあうように決めました。レシピなしのクッキーについて試作の少ない量でのレシピを書きます。 ガレット・ブルトンヌに発酵バターとアーモンドプードルが入るので、他のクッキーは無塩バターにします。トンカ豆のサブレは卵なしにしようかと思いましたがサラサラしてしまって成型しづらいので少し卵を入れるレシピにしました。トンカ豆は大きな黒いアーモンドのようなかたちをしてます。それをゼスターで削って少しだけ使うんですがほんの少しでもそれと分かる特徴的な香りがします。 全部生地ができたところで思いました。色のグラデーションができてない。ガレット・ブルトンヌをいちばん明るい色にしたい。右上に配置するこの缶の光だからです。だから、真ん中の有機カカオニブのクッキーはガレット・ブルトンヌよりは濃い色でココアのサブレとクッキーショコラよりは薄い、真ん中の色にしたい。 ということで次の試作では有機カカオニブのクッキーにココアパウダー(味の相性も良い相乗効果)を少しの割合で追加します。 それで、上手くいけば缶の下から右上に向かって夜が明けるようにだんだん明るくなる、そういうものをイメージしてます。

2 ショコラ缶を作る

2 ショコラ缶を作る

 バレンタインにクッキー缶を復活させたいというのは昨年末から思いついていました。バレンタインなので中身はチョコをテーマにしようと思いました。特別感を出したいので缶の色を白からピンク色に変えました。ピンクの缶を開けると中はココアやチョコの濃い茶色が見えるという大人っぽいコントラストで行こうと思いました。  中身のクッキーは5種。  ファンの多いココアのサブレ・ディアマンを入れることは最初に決めました。  今回いちばんやってみたかったクッキー生地に溶かしチョコを練り込んで焼くサブレも入れます。食感がみっしりしっとりして薄焼きにしても面白いと思いました。  特別に使いたい素材としてカカオニブとトンカ豆をすぐ思いつきました。カカオニブは砕いたカカオ豆です。カリカリ食感とチョコになる前のカカオの風味がほろ苦い余韻を残してくれるはずです。そしてトンカ豆はいちど食べたら忘れられないアマレットのような香りがバレンタインの特別な心にぴったりだと思いました。トンカ豆というおとぼけネーミングからは想像もつかない味です。  全てがチョコの色だと印象が重くなります。ガレット・ブルトンヌを入れて見た目の抜け感をつくることにしました。ガレット・ブルトンヌの卵黄を塗った後に描く模様は太陽の光線だといいます。だから、ここは光。  試作の時間は短く限られてるので、初めに書くレシピの精度をあげていきます。  キビズのクッキー缶のイラストはオオノ・マユミさんに描いていただきました。今回もそのデザインです。  自由でいたいといっても、どう生きたいかがよく分からなくて長いこと暗闇の中でしたが最近見つかりました。それは「今の生活を守る」です。それ程私は今がいいと思ってるということです。その気分がキビズのショコラ缶には詰め込まれると思います。

2 ショコラ缶を作る

 バレンタインにクッキー缶を復活させたいというのは昨年末から思いついていました。バレンタインなので中身はチョコをテーマにしようと思いました。特別感を出したいので缶の色を白からピンク色に変えました。ピンクの缶を開けると中はココアやチョコの濃い茶色が見えるという大人っぽいコントラストで行こうと思いました。  中身のクッキーは5種。  ファンの多いココアのサブレ・ディアマンを入れることは最初に決めました。  今回いちばんやってみたかったクッキー生地に溶かしチョコを練り込んで焼くサブレも入れます。食感がみっしりしっとりして薄焼きにしても面白いと思いました。  特別に使いたい素材としてカカオニブとトンカ豆をすぐ思いつきました。カカオニブは砕いたカカオ豆です。カリカリ食感とチョコになる前のカカオの風味がほろ苦い余韻を残してくれるはずです。そしてトンカ豆はいちど食べたら忘れられないアマレットのような香りがバレンタインの特別な心にぴったりだと思いました。トンカ豆というおとぼけネーミングからは想像もつかない味です。  全てがチョコの色だと印象が重くなります。ガレット・ブルトンヌを入れて見た目の抜け感をつくることにしました。ガレット・ブルトンヌの卵黄を塗った後に描く模様は太陽の光線だといいます。だから、ここは光。  試作の時間は短く限られてるので、初めに書くレシピの精度をあげていきます。  キビズのクッキー缶のイラストはオオノ・マユミさんに描いていただきました。今回もそのデザインです。  自由でいたいといっても、どう生きたいかがよく分からなくて長いこと暗闇の中でしたが最近見つかりました。それは「今の生活を守る」です。それ程私は今がいいと思ってるということです。その気分がキビズのショコラ缶には詰め込まれると思います。

1 せとぎわのキビズ

1 せとぎわのキビズ

 おかげさまで株式会社キビズも第5期をむかえました。決算のたびに思いますがそんなにすごい年商ではないけれど自分で作ったお菓子を自分で売ったというシンプルな行為だけで得ていると考えるとなかなかすごいものがあります。売上から原価や販売管理費や社会保険料や税金をひいてなんとかなっている事実に感謝です。みなさまほんとうにありがとうございます。  私はいま瀬戸際にいるなと思います。終わりよければすべてよしの精神でいい人生だったなと思えるかもしれない瀬戸際です。そう思うのは生きてきた中で今がいちばんいいと思うからです。人生で必要だと思うものの数がとても少ない性質ですが、きっとあともう少しです。ほんとになにもないところから始めたオカメサブレですが、今のわたしは時々こう思っています。もしかしたらほんとにオカメサブレはみんなが知ってるお菓子になれるのかもしれない、と。

1 せとぎわのキビズ

 おかげさまで株式会社キビズも第5期をむかえました。決算のたびに思いますがそんなにすごい年商ではないけれど自分で作ったお菓子を自分で売ったというシンプルな行為だけで得ていると考えるとなかなかすごいものがあります。売上から原価や販売管理費や社会保険料や税金をひいてなんとかなっている事実に感謝です。みなさまほんとうにありがとうございます。  私はいま瀬戸際にいるなと思います。終わりよければすべてよしの精神でいい人生だったなと思えるかもしれない瀬戸際です。そう思うのは生きてきた中で今がいちばんいいと思うからです。人生で必要だと思うものの数がとても少ない性質ですが、きっとあともう少しです。ほんとになにもないところから始めたオカメサブレですが、今のわたしは時々こう思っています。もしかしたらほんとにオカメサブレはみんなが知ってるお菓子になれるのかもしれない、と。