3 試食、再試作、新たなアイデア
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夏休みの初日はどうしてもやっておきたかった2回目のシュトレン試作をしていました。1回目の試食でE65×とかち野酵母にすると決めました。全体のまとまりがよく外側がしっかりハード系パンのように焼けて内側の噛みごたえも好みでした。柑橘を主役にしたいのでやや目立つクランベリーを減らしてレモンピールを増やしナツメグの量を比較のため2種類にしてまた同じように焼きました。溶かしバターは数日中ならバターを漉してまた使えるらしいのですが明らか風味が落ちてたので極力持ち越しは減らしたいと考えバターの重さも測ってから溶かしました。そこへ焼き上がりの熱々シュトレンをドボンしました。2度目の狂気は正気です。なにごともすぐ慣れます。このシュトレンは砂糖をまぶして寝かせておいて夏休み後に試食するつもりです。さて夏休みですがレモンの仕入れ先である瀬戸田の株式会社セーフティフルーツさんで5日間農作業のお手伝いをしてきました。そこでレモンだけでなくベルガモットを収穫したり仕分けしたりフレッシュアールグレイティーを淹れていただいたりとたくさん触れ合ってるうちに香りが大好きになり使ってみたくなったのでベルガモットも仕入れてきました。キビズのシュトレンは「1年間がんばったことのまとめのようなお菓子」というコンセプトもありますので、ベルガモットピールを作って入れてみようと思いました。とにかく揺れ動くシュトレン作り。今思うことはベルガモットピールは無くなったら終わりですから早く購入した方がいいかも知れません。レシピに完成はないというかつねに動いてる方が好きです。大企業ではありませんので私が作って私が売っているため理由は全部説明できるので、あるものを入れるのでいいんじゃないかなあと思います。自分にそのときできる最善を尽くしますから、いつなにを食べてもおいしいようにと思ってます。




