開店当時の資金計画になかったものでも必要な設備は買い足しました。仕事にすると言うことはなんの比喩でもなく「重くなること」でした。店の中にある設備の重量が増えれば増えるほど、仕込みの量が増えれば増えるほど、そんなことを思いました。
真空パックの機械 中古10万円
業務用冷蔵庫コールドテーブル 11万
ステンレス作業台 3万円
冷凍ストッカー 197リットル 3万円
リバースシーター 8万円
棚5個 3万円
低温調理器 4万円
重さのわりには値段は安いです。フルーツを10kg仕入れたさいは真空パックして冷凍保存します。一度に仕込めないことも多いので鮮度を保ちながら保存します。オーブン3台をフル稼働してオカメサブレを焼いていてもさらに製造量を増やすため低温調理器を使いプリンを作る、といったように小さな設備しか入れられないことをメリットにすべく消耗品計上の範囲内で揃えられるような設備を購入していきました。製造時間が同じでも機械がたくさんあればある程度まで製造量を増やせます。ただそれを一人で行うのであれば限界はわりとすぐ分かります。2023年12月は過去最高の売上でした。それはこの小さな店でほんとうに良く頑張ったと思えるものでしたが、わたしは早朝から終電まで(ときにはそれも逃す)ずっと仕事をしていました。ここが分水嶺でどこかなにかを劇的に変えるか、むりせずほそぼそやるかということなのかなと思いました。
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